消費材Q&A

せっけん・雑貨

ポリエチレンラップ

粘着力が弱く感じます。食器によってはくっつかないことがあります

ポリエチレンラップは食品を直接包むものなので、生活クラブでは粘着力を強くする添加物が使われていないものを扱っています。アルミ製やプラスチック製などくっつきにくい食器で使う場合は、全体をラップで包み込むようにしてください。

ラップがうまく切れません

ポリエチレンラップはポリエチレン製で、スーパーなどで売られている塩化ビニリデン製のラップとは原料・製法が異なり伸びる性質をもっています。
ラップを刃に直角に当てて押切るのではなく、箱を内側に傾けてラップの端からカットするようにするとよく切れます。

ガス台付近に保管していたら、ラップが出なくなりました

ガス台やオーブン等の熱源のそばに近づけるとポリエチレンラップが溶けて固まったような状態になることがあります。
保管の際は、高温になる場所を避け、横置きで保管するようにしてください。
また、ポリエチレンラップの耐熱温度は110度です。油性の強い食品を直接包んで電子レンジに入れると、耐熱温度を超える場合がありますので、そのような使い方はしないようにしてください。

キッチン用液体せっけん

合成洗剤に比べて洗い上がりに油が残っているように感じます

せっけんと合成洗剤は特性が異なります。せっけんの特性を生かした洗い方は以下の通りです。
・よく泡立てて洗う(泡立った状態が一番汚れを落とす力があります）
・泡が消えないうちにすすぐ（泡が消えると食器に汚れが戻ります）
・食器を１枚ずつ流水ですすぐ（溜めすすぎは泡で包み込んだ汚れが食器に再付着しやすい）
油などのひどい汚れや、お酢などの酸性の汚れは洗う前にぼろ布やロールペーパー、へらで取り除くのもコツです。

せっけんシャンプー

せっけんシャンプーで髪を洗うと、きしむのはなぜですか

せっけんシャンプーは弱アルカリ性のため、洗うと髪のキューティクルが開きギシギシ感を感じます。弱酸性のせっけんシャンプー用のリンスを使用することで、きしみは緩和されます。
ただし、長い間、合成シャンプーを使用した髪は、キューティクルが痛んでいる可能性があります。合成シャンプーを使用している間はキューティクルがはがれたところにコーティング剤やトリートメント剤が付着して滑らかになっていますが、せっけんシャンプーにはそれらがないため、よりギシギシしたように感じられる場合があります。
せっけんシャンプーを使い続けることで、きしみを感じにくくなっていきますが、気になる場合はスクワランオイルや椿油などで保湿してください。

初めて使うせっけんシャンプーがうまく泡立ちません

合成シャンプーから切り替えたばかりの時は、よく泡立たないことがあります。その場合は二度洗いをしてください。しばらくせっけんシャンプーを使い続けると、よく泡立つようになってきます。

洗濯用せっけん

せっけんで洗濯すると黒い衣類に細かい白い粉が付きます

白い粉はせっけんカスと考えられます。せっけんカスは水に含まれる金属イオン（カルシウムやマグネシウム等の硬度成分）とせっけん分が反応して生じます。せっけんカスの防止策は以下の通りです。
・洗濯物を詰め過ぎない（水量に対し8割程度の洗濯物の量が理想。洗濯機の自動計量だと水が少ない傾向にあります。衣類の嵩を基準にしてください。）
・せっけんは適量を入れる（洗いの行程中、水面に泡が立ち続ける使用量が適量です。パッケージに記載されている使用量の目安はあくまで目安です。衣類の汚れ具合や、使用する水の硬度によって調整してください。）
・最後のすすぎを十分に行う（最低でも２回）
・最後のすすぎに専用リンスまたはクエン酸を使う（使用量はせっけんカスの発生具合で調整してください）

※粉せっけんの場合は溶け残りの可能性もあります。冬場など水温が低い場合は洗いの際お風呂の残り湯を使用したり、洗いの運転時間を長くするなどしてください。