博多出身者にとって豚骨ラーメン，ちゃんぽん，皿うどんには欠かせません．しょっぱ辛いのは他の書き込みの通りですが，適量をトッピングすれば（大人にとっては）爽やかな刺激で，市販やファストフードの「紅しょうが？」とは全く違います． 残ったつけ汁に薄く切った大根を合わせれば，自然で綺麗なピンク色に染まった程よい塩梅で，もう一度楽しませてくれます．このお値段でこの仕事ぶりは衝撃的です．

40年以上前は数匹丸のままベチャーッと冷凍されていました．全部解凍して班会議で分け方を相談したものです．博多出身者には馴染みの無いお魚でしたが，その美味しさだけは覚えていました．転勤等で長~いブランクの後，１年半前に復帰して以来，あれば必ず注文しています．鱗内臓が処理されてバラ凍結で，高齢者２人でも楽に使え，隔世の感があります．袋には書いてありませんが，ほっけは鍋でもイケます．鰊だけは内臓が取ってありませんでしたが，塩焼きにすると卵や白子が絶品でした．次が楽しみです．

炒め物，とんこつラーメンやちゃんぽんのスープなど中華系の味はこれ無しでは最早作れません．若干配合は違うようですが，某生協でも，同じ容器で販売されており，同様の使い難さのようです．生活クラブ専用に違う容器に変えるのはメーカー的に無理かなと思い，諦めて百均で買った広口のジャム瓶に移し替えて使っています．赤いキャップを外すと封を開けてすぐなら簡単に移し替えられます（勿論容器は濯いで使い切ります）．ただし瓶はジャム200「g」用で容量は187mlしか無く，１回分（約大さじ１）を使わないと入りません（瓶の大きさに注意）．容量が正味200mlあれば，ぴったり入るように「思われ」ます．

「締め鯖にできる＝生で食べれる」ので，半身をごま鯖（さばの種類ではなく博多流の調理方法）にしています．捌いて皮を剥ぎ，小骨を抜くという手仕事の後，刺身に引いてすりごまと醤油，お好みでみりんとわさび少々を加え，和えればできあがりです．コリコリッとした食感にアルコールが進みます．残りの半身は，頭はハサミで半分に割り，身は骨付きでぶつぎりにして煮付ければ，1匹で高齢者2人が大満足です．本当はごま鯖を少し残してお茶漬けにすれば良いのですが，いつも煮付けと一緒に無くなってしまいます．いつまでも続けて欲しい消費材です．

注文書OCRの読み取りミスで届いた（料金はゼロにして頂きました）ので試食しました． 以下のように，とても残念な味でした． ・使われている××エキスと××パウダー自体は化学調味料ではないと思いますが，それらが多用されている模様で，スープの「旨味？」が濃すぎて，何とも言いようがない後味の悪さが残ります． ・逆に馬鈴薯澱粉の「春雨？」が，何の味もなく全体から浮いています． ・イカ，ホタテ，エビの海鮮は，国産あかいか，噴火湾産ベビー蒸しほたて，エコシュリンプなどの美味しい消費財とは異なり，食感，味ともに良くありません． 大昔の共同購入しか無かった頃とは違い，忙しい主婦の手間を省くというコンセプトには大きく賛同しておりますので，生活クラブの良さが広まるような商品開発を期待します．