日本ではなぜか肉の付け添えやサラダに入れるくらいにしか使われないせいか、ごく少量の束で売られていることがほとんど。炒めたりスープにして煮込んだりする我が家ではたっぷりの量が欲しいのです。出ている時は2束ずつ買います。 生活クラブのクレソンは大抵元気一杯のフレッシュなものが多いので（自然のものなので稀に少し黄ばんだ葉のものの時もあるけれど）、香港の清流の村で食べた山盛りのクレソン炒めを思いながら、サッとにんにくと炒め、軽く塩をして食べます。 スープには、湯通ししたスペアリブを水から煮て、沸騰したらたっぷりのクレソンを加えてコトコト。紅棗または干しいちじく2個や大きめに切った人参を入れることもあります。これに限っては、クタクタになるまで煮たほうがいい。素材の全てが出汁にもなるので、仕上げは塩のみ。 サッと煮るスープなら牛肉に塩、酒、片栗粉、少量の油で下味をつけ、クレソンと一緒に煮るのもおすすめ。仕上げに味見して塩で調整。いずれも広東家庭料理です。以上、生活クラブのクレソンでないとなかなか作れません。

毎年、カタログに出ていればほぼ毎回頼んでいます。茎もしっかりしていて元気の良いクレソンがやってきます。市販のものはヒョロヒョロだったり、あまりにも本数が少ないものが多く、たっぷり使いたい私には少々頼りないのです。生でもいただきますが、スペアリブと一緒にクタクタになるまで煮たスープが大好きです。味付けは塩のみ。また、ニンニクと共にサッと塩炒めしたものも好物で、二束一度に使ったりします。それには、生活クラブのクレソンでないといい具合にできないのです。

パティスリーで出ているようなシューアラクレームを想像すると、それはちょっと違うかもしれません。また最近はコンビニのもよく工夫されていますよね。でも、生活クラブのはクリームもまさに家庭で作った時のような自然な味です。添加物などの混ぜ物で作り上げた美味しさとももちろん違う優しい味。日常のおやつに子供とも安心して食べられる味です。