真冬に真夏のトマトは、身体を冷やすし、栄養価も低い上に、加温栽培で莫大なエネルギーを使って栽培されている。そのトマトに、おいしいとかおいしくないとか評価をする前に、食べる方も作る方ももっと根源的なことを考えないといけないと思います。農家の生活を守るために購入する、もうかる農業のために加温栽培でもつくる、というのは目先の利益しか見ておらず、長期的には環境破壊につながり、農業自体も成り立たなくなると思います。こういう悪循環から抜け出しませんか？

なぜ、真冬に、温室栽培された夏野菜のトマトを扱うのでしょうか。旬を外れた野菜は、おいしくないし、栄養価も低い上に、温室効果ガスを多く排出する方法で栽培されていて、何一ついいことがないと思います。トマトの場合、温室で栽培されたものは、そうでないものと比べて、栽培に必要なエネルギーが10倍かかるという数字も出ています。冬のトマトを作る，食べる、売る、買うことで自分たちの未来、子どもの未来を壊していると思うと居てもたっても居られない愕然とした焦りを感じます。せめて、生活クラブで温室野菜を取り扱うのはやめませんか？

真冬に真夏の野菜を加温栽培までして食べるのはなぜでしょうか？多くの石油エネルギーを使って季節外れの野菜を食べるのは豊かなことでしょうか？トマトは健康によいといっても、季節の野菜を食べることが身体にいいことで、冬に身体を冷やす夏野菜を食べることは健康にはよくないと思います。食べる方も、作る方も、自分の身体のこと、地球環境のことをもっと根源的に考えるべきではないでしょうか。

この季節にできるということは、どういうことでしょうか。加温栽培なのか、もしくは夏の暑い時期にがんがんに冷房をかけて人工的に冬を作っているのか、いずれにせよ、不健康なイチゴだと思います。おいしいとか、食べたいとか、農家として売らないと生き残れないとか、そういう問題ではないと思います。自然を冒涜しています。その象徴としか思えません。

加温栽培で莫大なエネルギーを使用して冬につくる夏野菜を販売促進するのはやめて欲しいと思います。冬が旬の緑黄色野菜は他にたくさんあります。ちょっとした食べたいという軽い気持ちでも、気候危機・環境破壊に加担することになります。少なくとも、生活クラブとして、おすすめするのはポリシーに反していると思います。個人的に黙って食べないという選択をするだけでは、社会が何も変わらないということに気づき、少しでも考えてくれる人がいてほしいと声をあげることにしました。みんさんはどう思って購入するのでしょうか？

はればれ育ち、ということでいかにも良い印象だけれど、そもそも、夏野菜を温室栽培していること自体が問題なのではないでしょうか。温室効果ガスを多く排出する方法で栽培された、栄養価の低い旬ではない野菜をなぜ生活クラブが扱うのでしょうか。未来を壊すような行為に加担したくないです。

冬に夏野菜を扱うのはおかしいと思います。多大なエネルギーを使った温室栽培で、旬から大きく外れた栄養価の低い野菜を栽培し、CO2を多大に排出していると思うと、どうにかして止めなくてはと思います。目先のちょっとした食べたいという欲求を満たすことで、大きな自分たちの、子どもたちの未来を破壊している。今すぐにでもやめて欲しい。